こどもを伸ばせるおとなとは、腹の底から「がんばれ!」を言える人

さっきの投稿で「こどもを伸ばさない」って書いたんだけど。

こどもを伸ばさない。自分の可能性を思い出すことを手伝う。
こどもてつがく会、というのをやってます。 一昨年はじめて、昨年はぐっと回数を減らしました。 なぜ減らしたかというと...

 

舌の根も乾かぬうちに、伸ばすことが可能である、ということを今から書きます。

 

こどもを伸ばすことはどういう時に可能か、わたしは先日個人的な旅行で発見し、ああ、伸ばすってこういうことか〜〜と思った。そのことをシェアしたいと思います。

 

先日、三重県の熊野を旅行してきた。わたしがたくさんのことを学び、慕っている由佐美加子さん(以後、みぃちゃん)、一緒に活動しているJOEら、総勢8名での旅行。

 

わたし単独で参加する気満々だったんだけど、当日の早朝突然息子きーちが「俺も行きたい」と言ってきた。朝の4時半くらいに起きて、いかに自分が一緒に行きたいかを語る。それは駄々という感じではなく、想いをわかってほしいという感じで、本当は連れて行くつもり全然なかったんだけどその迫力に打たれて一緒に行くことにした。

 

旅行では神社とか山とかばっかり行くよ。
それでもいい?
こどもとしてじゃなくて、仲間として一緒に行くんだよ。
その意味、わかる?

 

わかるよ。
大丈夫。

 

その言葉にも何かきーちの決意のような迫力があって、何が起こってるんだ〜と思ってたんだけど。

 

実際旅行に行くと、熊野の神さまたちに会うための道はまさに巡礼って感じで、そびえたつ階段をこれでもかってほど行き来した。

 

いつもの家族旅行なら、怖い!やめる!って言ったらすぐやめてたかも。もしくは、励ますにしてもなんかちょっと妙な感じになってたかも。そんな場所が山盛り。その度にきーちは、嫌だ〜疲れた〜歩けない〜だっこ〜おんぶ〜ってなるんだけど、今回の旅では違った。

 

みぃちゃんが、きーちに声をかける。

「きーち、がんばれ!できる!歩け歩け!」

その声のカラッとしてること!

「そうそう、あと少し!あと10段だ!」

その声のカラッとしてること!(2回目)

みぃちゃんの言葉を聞いてきーちは、キリッとした顔で前を向く。

「できるじゃんきーち〜!いえい!」

たのしそうな二人。

こどもをついつい、甘やかしてしまうなって気づいた。無理なことはさせない、って思ってしまう。タイミングがあるだろう、って思って、がんばれ!って言葉を引っ込めてしまう。こどもを無理に頑張らせたくないってなっちゃう。こどもに無理させたくないって思っちゃう。

 

それは、わたしが頑張ることをやめてたからじゃない?
頑張ればできるってことを、ひっこめてたからじゃない?
頑張るのは無理することで怖いことだって、やめてたからじゃない?

 

みぃちゃんはきーちを「頑張らせた」。それは、きーちを伸ばしたってことだ。彼が決めてた彼の限界値を、伸ばした。それは、ストレッチをかけたっていう感じだった。俺はやればできちゃうんだって種を、きーちの中に、「ほらここにあるよ!」って見せたんだな、と思った。俺はこんなもんだって枠が広がって、きーちが動ける範囲が広がった。

きーちはこの旅でいろんなものを手に入れたけど(おいのりのこころ、とかね。この話はまた別に。)、頑張れる俺、っていうのは最大のギフトだったようで。その後も、一緒に旅したJOEやよーちゃんが後ろからがんばれ〜!って声をかけてくれて歩けた時、「おれ、こんなにがんばれるの初めてや!」って喜んだりしてた。

結果、こんなところにも登れちゃったりして。

すがすがしい顔。
降りるところ。結構絶壁に見えるけど、歩きやすい。

家に帰ってからきーちが、

「あのな。みぃちゃんがな、きいちになんかいろいろな、言ってくれるねん。そしたらな、さいしょは無理って思っててもな、いろんなことができてな、ほんでな、できるねん!」

って興奮気味に話しているのを聞いて確信した。

 

相手がおとなであってもこどもであっても、人を伸ばすということは可能だ。伸ばすというのは、相手が自分はこうだ、ここまでだ、と思ってる枠組みにストレッチをかけること。それは、安心とか生温かい優しさの中ではなく、あなたができるということをこのわたしが信じてる。応援してる。っていう、絶対的な自分と相手への信頼の上ではじめて可能になる。

 

自分を信頼してない時、相手を励ます言葉は宙を舞う。その時その言葉が届かないのは、自分を信頼していないからっていう可能性に気づかなければ、「ああ、頑張れって言わないほうがいいのね」「頑張れって言葉は意味がないのね」ってなる。そうじゃないのにね、もったいないね。

 

生温かい安全基地も大いに必要。だけど、人が本当に自分の枠組みを広げて成長できる時、「どうなっても大丈夫だからやってみな!」って人がそばにいてくれるなら、どう考えても頑張れちゃう。成長できちゃう。まず、やってみようって思えちゃう。失敗しても成功しても、何かの幅が広がってるよって心の底から思っているおとながそばにいるなら、なんでもチャレンジできる。そう思って、あたいも頑張っちゃおー!ってなった次第。

 

そんなわけで、結論。
こどもを無理やり、あらぬ方向には伸ばさない。
だけど、ここ伸びどころ!って時には、愛から励まし、檄も飛ばす。
そういうことは大いに可能。
ただしそれには、自分に対する信頼と、自分に常にストレッチをかけていく姿勢がマスト。
いやー、書いてるだけで、迫力あるおとなだなこれ。
かっこいいわ。

おとなたちよ、ともに、参りましょう!

あ、みぃちゃんが何してる人かは、ぜひこちらをご覧ください。
そしてぜひ一度、会ってみてね。

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